妊娠中でお尻が痛い!どうしたらいいの?原因と対処法を教えます
妊娠中でこの記事をお読みのあなたは、きっと今とても困っていることでしょう。
なぜなら「お尻が痛くて歩くのも辛い!」と思っていらっしゃるはずですから。
妊娠中の体のトラブルで多いのが「お尻の痛み」です。
この痛みですが、痛みの度合いが低いうちはまだいいのですが、徐々にひどくなってくると椅子から立ち上がるのも辛くなり、歩くときでも足を引きずらないと歩けないような状態になってしまいます。
なぜこのような痛みが起きるのでしょうか?
今回は妊娠中のお尻の痛みが起こる原因と対処法についてお話します。
【なぜ妊娠中にお尻が痛くなるのか】
妊娠すると体は劇的に変化していきます。
特に妊娠後期になってくると、お腹も大きくなり、体のバランスが崩れて、体のあちこちに負担がかかってきてしまいます。
ちょっと想像して下さい。
大きなお腹の妊婦さんはどうやって歩いていますか?
ほとんどの妊婦さんはバランスをとるために、足を横に広げて「がに股」のような状態で歩いていますよね?
妊娠前はこのような歩き方をしていなかったはずです。
普段していた歩き方と違うということは、普段使っていなかった筋肉を酷使してしまっているのです。
特にがに股の場合は、足を外に広げて踏ん張るため、お尻の筋肉が頑張っているのです。
そのお尻の筋肉の間を通っている神経があるのですが、その神経が硬くなった筋肉に挟まれてしまい、強い痛みを引き起こすのです。
「お尻の痛み = 坐骨神経痛」
実はこの神経が「坐骨神経」と呼ばれる神経なのです。
多くの方が一度は聞いたことがあると思いますが、妊娠中でお尻が痛い時に疑われるのが、この坐骨神経痛です。
お尻の筋肉は何層にも別れ、大小様々な筋肉によって成り立っています。
特にこの坐骨神経痛を圧迫しやすい筋肉が「梨状筋」と呼ばれる筋肉です。
この梨状筋が坐骨神経の近くにあり、硬くなることで坐骨神経を圧迫するのです。
【妊娠中のお尻の痛みの対処法について】
1.骨盤ベルト
まずは骨盤を安定させて下さい。
骨盤が安定すればそれを支えるお尻の筋肉の負担が軽くなり、痛みが楽になりやすいです。
ただ人によってはあまり変わらないこともありますが、できるだけ骨盤ベルトは着けておきましょう。
2.股関節周りのマッサージ
緊張してしまっている筋肉を緩めてあげるようにしましょう。
ほぐす部分は、「痛みが出る部分の周り」です。
痛い部分を直接マッサージしないで下さい。
逆に刺激が強くなってしまい、痛みが増強することもあります。
あまり強くなくてもいいので、程よい強さでマッサージしましょう。
ほぐし方は、じゃんけんのグーの形にして、第2関節の部分でグリグリとほぐして下さい。
マッサージするのは痛い方だけでなく、反対側もマッサージして下さい。
筋膜といって、筋肉を覆う膜があります。
この筋膜が左右でつながっていますので、反対側をほぐすことで、痛い方の筋肉も緩んでいくのです。
【まとめ】
いかがでしょうか?
症状がひどい場合はあまり変化がないかもしれませんが、少しでも痛みが軽くなるようにケアしておいて下さい。
それでも症状が変わらない場合は、マタニティ専門の施術を行っている整体院を探してケアしてもらいましょう。
大阪近郊でしたら、まずは当院まで連絡下さい。
大阪以外の方でもご連絡して頂けましたら、お近くの専門院や信頼できる治療院をご紹介いたします。
我慢していても良くはなりませんので、早めのケアを心がけてくださいね!