マタニティ・産後ママのための情報ブログ -大阪市さらさ整骨院-

妊娠中のマタニティママ、産後ママの健康情報を配信しています。大阪市都島区のマタニティ・産後専門整骨院「さらさ整骨院」では、数多くの産前産後ケアを行っていますので、様々な症例に対応しています

産後の腰痛は病院ではなぜ治らない?湿布なしで改善する方法を教えます

産後の腰痛に湿布は効果ない

産後の体の痛みで特に多いのが腰痛なのですが、この記事をお読みのあなたも腰痛でお悩みではないでしょうか?

 

「腰が痛くて赤ちゃんを抱っこできない」  

「授乳の姿勢が辛い  

「抱っこひもで出掛けると腰が痛い」

 

このような腰痛がひどい時、あなたはどうしていますか?

まずは病院に行く。

そして電気やホットパックをしてもらう。

そして湿布をもらって家でくさい臭いに耐えながら毎日貼っている。

 

このような経験をした方も多いと思います。
ですがこれで良くなりましたか?

実は産後の腰痛の多くは、病院に行っても良くならないことが多いのです。
そしてこのような産後の腰痛は、自分で改善できるのです。

今回はなぜ病院に行っても良くならないのかという理由と、自分でできる産後の骨盤ケアについて詳しくお話しますので、是非参考にして下さいね!  

 

【産後に腰痛はいつから起こるのか?】

産後の腰痛はの多くは産後1ヶ月くらいから起こりやすくなります。
これは里帰りから帰ってきて、育児も家事もすべて一人で行うことが多くなるからです。
なので産後に頼れる人がいない場合は、出産直後から起こることもあります。
出産すぐの体はボロボロになっていますので、できるだけご両親やご主人様に手助けをしてもらうようにしてください。

【なぜ産後に腰痛が起こるのか?】

ではなぜ産後に腰痛が起きやすいのでしょうか?
まずはその理由についてお話します。

 

1.姿勢の変化

産後は赤ちゃんの世話などが多くなり、前屈みの姿勢になっていませんか? おむつ替えや授乳、抱き上げるときなど、ほとんどがこの前屈みの状態です。
前屈みは腰が曲がった状態になりますので、腰の関節や筋肉に常に負担がかかった状態になるのです。

2.骨盤の緩み

妊娠すると「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
リラキシンは、出産に備えて、骨盤などの関節を緩める働きがあります。
出産時に骨盤の底の部分の産道が大きく広がり、赤ちゃんが出てきやすくするために分泌されるのです。

ですが骨盤が不安定になると、周りの筋肉が頑張って体を支えようとして硬くなって血行が悪くなります。また、出産後の骨盤はボロボロになっていますので、そのような状態で抱っこをしますから、腰にはさらに負担がかかって腰痛が起こるのです。  

3.バランスの変化

妊娠して大きく出てきたお腹のバランスをとるために、腰が反ってきます。
お腹が前に出れば出るほど、腰にかかる負担は大きくなります。
なので妊娠中は腰への負担が大きくなるのです。

また産後の赤ちゃんを抱っこするため、そのバランスをとるために腰を反らせてしまい、腰痛が出やすくなります。

 

 

【なぜ産後の腰痛で病院に行っても良くならないのか?】

産後の腰痛で病院にいくな

病院に行ってもなかなか良くならない人も多いと思いますが、 それはこんな理由があるからです

①レントゲンでは骨の状態しか分からない

病院に行って「腰が痛いです」と説明するとレントゲンの検査があります。
ですがレントゲンに映るのは「骨」だけなのです。
産後の腰痛のほとんどは「筋肉の硬さ」や「血行の悪さ」にあります。
なので、筋肉のどこが悪くて痛みが出ているとか、骨盤がゆがんでいるから痛みが出ているといった説明はほとんどないのです。 
腰の痛みの85%は、腰に原因がないというのが現代医学では常識になっています。 ですが病院では腰なら腰の周りしかみないので、全身のバランスの崩れなどといった全体を見ての検査を行わないから、原因を見つけることができないのです。  

②電気治療は一時的な効果しかない

多くの病院では、電気治療やホットパックなどの温熱療法をメインに治療をします。
ですが、腰に電気を当ててもその部分しか筋肉に刺激は伝わりませんし、ホットパックも同様です。
その時は腰痛は楽になっても、すぐに血流は悪くなってしまい、痛みが出てきてしまうのです。  

③湿布は根本的に治すものではない

痛い時によく湿布を貼る方も多いと思います。 では湿布とはどんな効果があるのでしょうか? 湿布は基本的には「痛みを和らげる成分」が主です。 なので、「治す」ものではなく「痛みを軽減させる」ものなのです。 湿布を貼ってしばらくは楽になっても、数時間立つとまた痛みが元に戻っているのはそういった理由なのです。 ただ、貼って楽になるのであれば、そのまま使用してもいいと思います。 ですが根本的に治すものではないということだけ頭に入れておきましょう。  

 

【産後の腰痛の改善法】

産後の腰痛を改善する方法を3つお伝えします。
注意点としては、体操やストレッチは絶対に無理をしないようにすることです。 気持ちいいくらいの強さがちょうどいいので、それ以上強くやりすぎると逆に腰痛がひどくなることがあります。

 

①お尻(殿筋)のストレッチ

妊娠中から特に筋肉の緊張が強いのは殿筋と呼ばれるお尻の筋肉です。 筋肉自体は腰の筋肉とは別々のものですが、この筋肉をおおっている「筋膜」という膜がお尻から腰につながっています。 このお尻の筋膜が硬くなると、つながっている腰の筋膜も硬くなり、腰痛が引き起こされるのです。

・ストレッチ方法

②腰から背中のストレッチ

妊娠中から背中から腰にかけて全体の筋肉に負担がかかっています。 なので、背中から腰にかけて全体をストレッチすることで、腰の筋肉も緩んで痛みが軽くなります。

・ストレッチ方法

 

③骨盤エクササイズ(骨盤歩き)

産後の骨盤はゆがんでいたり、緩んでいます。 その骨盤を自分で整える運動になります。

・骨盤歩き

 

【まとめ】

いかがでしょうか?
産後は自分が思っている以上に体はボロボロになっています。
なので、もしこの体操をしてもなかなか腰痛が改善しない場合は、できるだけ産後専門の整体をしているところに行くようにして下さい。